Proffieboard 設定変更方法 暫定版
注意事項
Proffieboard の設定変更には、ある程度の技術的知識が必要です。お客様ご自身でのカスタマイズは自由に行っていただけますが、設定変更によって生じたトラブルや故障等、その他の不具合に対する保証は行っておりません。これらの問題が発生した場合、保証期間内であっても有償修理となる場合がありますので、ご了承ください。
設定変更を行う前には、必ずSDカードのファイルバックアップを取ったうえで作業を行ってください。
なお、パソコンやOS、バージョン等はお客様によって様々であるため、環境構築・設定に関しての個別の対応は行っておりません。
本ページの内容はあくまでも参考情報であり、設定変更は自己責任でご対応ください。設定変更によって生じたトラブルや損害について、当店は一切の責任を負いません。
設定変更にあたり必要なもの
Proffieboard V2.2(V3.9)の設定変更環境を作成するために必要なもののリストは以下の通りです。
- セーバー本体または基板: Proffieboard v2.2(V3.9)の基板またはそれを搭載したカスタムライトセーバーが必要です。
- コンピューター: Windows 10(または11)がインストールされているパソコン。Macにも対応しておりますが本手順説明はWindowsを使った手順説明となります。
- ソフトウェア: Arduino IDE(Arduinoの公式ウェブサイトから無料でダウンロード可能)。Zadig(Zadigの公式ウェブサイトから無料でダウンロード可能)。いずれも最新版で問題ありません。
- USBケーブル: ProffieboardをPCに接続するためのUSBケーブル(ProffierboardはMicro USBに対応)。
- インターネット接続環境: Arduino IDEとProffieboard用ボード定義のダウンロード、およびProffieOSの最新版の入手に必要となります。
- ProffieOSのソフトウェア: Proffieboard用のファームウェア。ProffieOSの最新版は、ProffieOS (hubbe.net)から無料でダウンロードできます。ここではProffieOS 6.9を使用してください。下記より入手可能です。ProffieOS-v6.9.zip
- テキストエディタ(任意): コンフィグファイルの編集用として使用します。ここではサクラエディタ (sakura-editor.github.io)を使用し解説します。
Proffieboard の設定変更手順
ステップ1: Arduino IDEのインストール
-
Arduino IDEのダウンロード: Arduinoの公式ウェブサイトからArduino IDEをダウンロードします。画像は IDE 2.2.1ですが、入手時の最新版で問題ありません。
- インストール: ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従ってArduino IDEをインストールします。
ステップ2: Proffieboard用ボード定義のインストール
- Arduino IDEの起動: インストールしたArduino IDEを開きます。
-
追加のボードマネージャURLの設定: 「ファイル」メニューから「環境設定」を選択し、「追加のボードマネージャURL」に以下のURLを追加します。
https://profezzorn.github.io/arduino-proffieboard/package_proffieboard_index.json
- ボードマネージャの起動: 「ツール」メニューから「ボード」→「ボードマネージャ...」を選択します。
-
Proffieboardの検索とインストール: ボードマネージャで「Proffieboard」を検索し、表示されたProffieboard by Fredrik Hubinetteの「インストール」ボタンをクリックします。こちらも画像ではバージョン3.6となっておりますが、取得時の最新バージョンで問題ありません。
ステップ3: ドライバのインストール パターン1
- ProffieDFUのダウンロード:ProffieOS DFUを入手しインストールします。直リンク:proffie-dfu-setup
従来、Zadig(ステップ3 パターン2)で実施していた工程をスキップすることができます。
お使いの端末や環境によってDFUが実行ができない場合はステップ3のパターン2を実施してください。
ステップ3: ドライバのインストール パターン2
-
Zadigのダウンロード: Zadigの公式ウェブサイトからZadigをダウンロードします。
- Zadigの実行: ダウンロードしたZadigを実行します。
- Proffieboardの接続: ProffieboardとPCをUSBケーブルで接続します。
-
ドライバのインストール: Zadigの画面から「Options」→「List All Devices」を選択し、STM32 BOOTLOADERをリストから選んで「WinUSB」を選択し、「Install Driver」または「Replace Driver」をクリックします。
ステップ4: コンフィグファイルの編集とボードへの書き込み
コンフィグファイルの準備
- ProffieOSのダウンロードと展開: ProffieOS 6.9をダウンロードし、任意の場所に展開します。
- コンフィグファイルの選択: ProffieOSフォルダ内にある「config」フォルダにコンフィグファイルを保存します。
- コンフィグファイルの編集: テキストエディタを使用して、コンフィグファイルを編集します。例えば、感度、LEDの数、サウンドエフェクト、ボタンの動作などがカスタマイズできます。
Arduino IDEでの操作

-
スケッチ内でのコンフィグファイルの指定: ProffieOSスケッチの最初の数行には、使用するコンフィグファイルを指定するコードがあります。例:
#include "config/your_config_file.h"
のように、編集したコンフィグファイルのパスを指定します。 - ボードとポートの選択: Arduino IDEの「ツール」メニューから「ボード」で「Proffieboard V2」を選択※し、「ポート」でProffieboardが接続されているポートを選択します。ボードが表示されない場合、「ツール」から「ボード情報を取得」をクリックしてください。※セーバーに搭載されている基板がProffieboard V3.9の場合はProffieboard V3を選択してください。
-
スケッチのアップロード: Arduino IDEの「アップロード」ボタンをクリックして、設定をProffieboardにアップロードします。
設定変更 例1:ブレードLEDパラメーターの変更
例) ブレードLEDの設定数を変更する場合:
コンフィグファイルを開き、下のほうにあるBladeConfig blades[]の部分にある赤線の数字を変更します。
この数字はメインブレードのLED数を表しており、画像のように115と設定した場合はブレード内の115個のLEDを点灯します。
LED数115は32インチ(約80㎝)のブレードに相当します。

約90㎝のブレードを使用する場合は、132に設定してください。

コンフィグファイルの書き換え後は上書き保存し、Arduinoを使い対象のセーバーにアップロードすることで設定が反映されます。
参考リンク
Proffieboard V2 (hubbe.net) Proffieboard V2.2
ProffieOS Documentation: Proffieboard Setup (hubbe.net) Proffieboardのセットアップ方法について
Proffie V2.2 Setup Tutorial Proffie V2.2 Setup Tutorial