XENO3 設定変更マニュアル
注意点
設定変更によるトラブルまたは設定変更によって発生した不具合ついては、サポートは行っておりますが、保証できかねる場合がございます。自己責任でご対応ください。
また、設定変更前に設定変更前の情報のバックアップを保存されることを推奨します。
はじめに
設定変更を行うには基板のマイクロSDカードを外し、PCで読み取る必要があります。
SDを取り外す際は、スリープモード状態またはセーバーの電池を取り外している状態でを行ってください。
パソコンとの接続には付属のUSB SDカードリーダーをお使いください。
SDカードを読み取ると下記のような構成になっておりますので、この中にある「setting」フォルダをクリックしてください。
「setting」フォルダを開くと下記のファイル一覧が表示されます。
「config」をクリックし、テキストエディター(メモ帳等)で開いてください。
「config」が開けたら準備完了です。
2)モーションON/OFFの設定変更方法
XenoPixelではモーションアクションによるON/OFFが可能です。
現時点(23年4月)のバージョンでは、モーションONの操作はプッシュ(スタブ)、ツイスト、スイングの3パターン、モーションOFFの操作はプル、ツイストの2パターンに対応しています。
それぞれのモーションアクションを有効または無効にするには下記のステータスの設定変更を行ってください。
各ステータスの解釈
ステータス名 | ステータスの説明 |
motion_control | モーションコントロール全般の有効無効 |
pull_push_on | プッシュでのモーションON |
push_pull_off | プルでのモーションOFF |
push_sensitivity=18 | プッシュONの操作感度 |
pull_sensitivity=13 | プルOFFの操作感度 |
swing_on=1 | スイングでのモーションON |
swing_sensitivity=1100 | スイングモーションONの感度 |
twist_on=0 | ツイストでのモーションON |
twist_off=0 | ツイストでもモーションOFF |
twist_sensitivity=220 | ツイストON/OFF感度 |
モーション(_onまたは_off)を有効にする場合は1に、無効にする場合は0に設定してください。
また、感度は低いほど感度高となります。感度が高いと感じたらプラス側に、感度が低いと感じたらマイナス側に数値を変更してください。
設定例1)
設定前:push_sensitivity=18
設定後:push_sensitivity=13
この場合、13に設定したことでプッシュONが発動しやすくなります。
設定例2)
pull_push_on=1
push_pull_off=0
プッシュでのモーションONステータスは1なので有効、プルでのモーションOFFは0に設定しているので無効の状態です。
3)最大ボリュームの変更方法
volume=80
上記ボリュームステータスを変更します。設定上、最大100まで設定可能ですが、スピーカー破損のリスクがあるため90を上限としてください。
4)ブレードモードのON/OFF設定
XENO3では、一部のブレードスタイル、アクションの有効・無効を制御することができます。
ステータス | ステータスの説明 |
velocity_mode | ブレードスタイル:velocityモード |
torch_mode | ブレードスタイル:トーチモード |
multiblock_mode | アクション:マルチブロック |
multilock_mode | アクション:マルチロック |
lightning_block_mode | アクション:ライトニングブロック |
blaster_mode | ブレードスタイル:ブラスターモード |
ghost_mode | ブレードスタイル:ゴーストモード |
デフォルトでは一部のステータスは無効(0)に設定されています。
1に設定することで有効となります。
うち、ブラスターモードやゴーストモードは通常のセーバーエフェクトとは異なり、ブラスターアクション時のみブレードが発光します。
5)カウントダウン音のON/OFF
countdown=1
LED点滅回数に応じて発生するカウント音の有効・無効を設定します。
1が有効、0が無効となります。
6)FoCとクラッシュ感度の調整
ただし、設定感度が高すぎると、スピーカーの振動を検知し、意図しないクラッシュ動作が発生する恐れがあります。
設定例1) クラッシュ感度を高くした例
clash_sensitivity=1.5
設定例2) クラッシュ感度を低くした例
clash_sensitivity=3.5
7. フォントの追加方法
XENO3またはXenoPixelに対応したフォントのみ使用可能です。対応しているかはフォント購入先にご確認ください。
- フォントフォルダを新規に作成します。フォルダ名は、SDカード内に存在するフォントフォルダの最終番号の次の番号に設定します。 例えば、SD内に45番までのフォントフォルダがある場合は、46番のフォルダを新規に作成します。
- 作成したフォルダ (例: 46) に、入手したフォント音源 (wavファイル) を保存します。
- 別のフォントフォルダにある
fontconfig.ini
をコピーし、作成したフォルダ (例: 46) に保存します。 - コピーした
fontconfig.ini
を編集します。fontconfig.ini
内のテキストは、フォントのデフォルト設定 (ブレードの色、効果、発光速度など) を指定するものです。
設定フォーマット
fontconfig.iniには以下のテキストフォーマットが記載されています。
>>font番号=(R,G,B),A,B,C,D,E,F,G,H
各項目には、それぞれ対応する効果の番号を指定します。
(R,G,B)は
ブレードのLEDカラー(赤、緑、青の値を0〜255で指定)です。
「A」は各フォントのデフォルトの起動音発光効果です。「A」を以下のいずれかで置き換えてください。(FIRE BLADE=0、STEADY BLADE=1、UNSTABLE BLADE=2、RAINBOW BLADE=3、CANDY BLADE=4、CRACK BLADE=5、PULSE BLADE=6、FLASHING BLADE=7)
「B」は各フォントのデフォルトのブラスター発光効果です。「B」を以下のいずれかで置き換えてください。(LIGHT EFFECT1=0、LIGHT EFFECT2=1、LIGHT EFFECT3=2)
「C」は各フォントのデフォルトのフォース発光効果です。「C」を以下のいずれかで置き換えてください。(LIGHT EFFECT1=0、LIGHT EFFECT2=1)
「D」は各フォントのデフォルトのロックアップ発光効果です。「D」を以下のいずれかで置き換えてください。(LIGHT EFFECT1=0)
「E」は各フォントのデフォルトの衝突時発光効果です。「E」を以下のいずれかで置き換えてください。(LIGHT EFFECT1=0、LIGHT EFFECT2=1、LIGHT EFFECT3=2)
「F」は各フォントのデフォルトのスタイルです。「F」を以下のいずれかで置き換えてください。(STANDARD BLADE=0、VELOCITY BLADE=1、TORCH BLADE=2、BLASTER MODE=3、GHOST MODE=4、SPECIAL PREON=5/6/7/8/9/10/11)
「G」は各フォントの起動速度です。200が基本のデフォルト値で、数値が大きいほど起動速度が遅くなります。
「H」は各フォントの消灯速度です。500が基本のデフォルト値で、数値が大きいほど消灯速度が遅くなります。
設定例
font46=(0,0,255),0,2,0,0,0,0,500,700
- font46:通常font+フォルダ番号で指定します。
-
(0,0,255)
: ブレードの色は青色です。(赤:0, 緑:0, 青:255) -
0
: 通常時のブレード効果はFIRE BLADE(炎のような効果)です。 -
2
: ブラスター発射時の効果はLIGHT EFFECT3です。 -
0
: フォース使用時の効果はLIGHT EFFECT1です。 -
0
: ロックアップ時の効果はLIGHT EFFECT1です。 -
0
: クラッシュ時のフラッシュ効果はLIGHT EFFECT1です。 -
0
: ブレードスタイルはSTANDARD BLADE(標準的なブレード)です。 -
500
: ブレードの点灯速度は標準です。 -
700
: ブレードの消灯速度はやや遅いです。
8)参考
・英語版マニュアル
XENO3.0_User_Manual_2024
本内容は、ファームウェアバージョンver1.0(2023年 4月版)時点のマニュアルです。
バージョンによっては操作または設定ステータスが異なる場合がございます。予めご了承ください。